近年、生活に取り入れたいと言う人や取り入れている人が続出しているミールキット。
ミールキットには、献立と一緒にカットされた食材や調味料など、必要なもの一式が人数分梱包されているもので、献立を考える時間や料理の時間を大幅にカットしてくれる商品です。
ただ、便利で時短できるのは分かっているけど、少々コスパ面がネックと言う人も多いでしょう。そこで、自家製ミールキットに挑戦してみませんか?
自家製ミールキットとは、販売されているミールキットと同じように、時間のある休日などを使って数日〜1週間分のミールキットを自作することです。
次のような悩みがある人は、自家製ミールキットに挑戦してみましょう。
- 仕事で帰宅する時間が遅く料理に時間がかけられない
- パパや子供が料理をする日があって心配
- 市販のミールキットを続けるのは経済的に難しい
- 毎日献立を考えるのが苦痛
- 食費を節約したい
他にもたくさんのメリットがある自家製ミールキットについて、詳しくみてみましょう。
コンテンツ
手作り・自家製ミールキットのメリット

自家製ミールキットに挑戦しようか悩んでいるなら、まずはメリットを見てみましょう。あなたにとってメリットが多いようなら、早速今週の休日からミールキット作りをスタート!
記事の後半では、ミールキットの作り方もご紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。
毎日の料理の時短ができる
ミールキットは作り置きとは違い、下ごしらえのみをしておくという考え方です。ただ温めるだけとはいきませんが、食材をキットにしておくことで鮮度の高い料理を時短しながら作ることができます。
毎日の料理だけでなく、大量に下ごしらえすることで、トータルの料理時間を短縮することもできます。例えば、人参の細切りを大量に準備し、人参のしりしり用、きんぴらごぼう用、サラダ用などと一度の手間で数回の料理メニューに使い分けできます。
昨日、キャベツやら人参やらを刻んで袋詰めしておいた。今日の分の「焼きそばセット」と明日の分の「回鍋肉セット(肉も)」。鍋に豚汁は仕込んであるし、今日は炒めるだけあっためるだけ。子供たちが苦悶もとい公文のうちに、また別の袋詰め作っておこう。自家製ミールキット(笑)
— chika w/twins (@junie_m) June 24, 2019
レンチン作りおきレシピ本と自家製ミールキット本で10日分の夕飯作ってやった。これでホラー映画見放題にラジオ聞き放題に本読み放題じゃあぁ
— ゆにいる🐦さつき (@agesen0602) February 26, 2019
市販のミールキットより安い
自家製ミールキットのメリットは、手間がかかる分市販のミールキットより安価でできることです。安いミールキットもありますが、特売の食材を使って作る自家製のものに比べると割高になります。
安く時短するには、自家製ミールキットを作るのが一番です。あなたの環境や予算に応じて、市販と自家製の両方を併用するのもいいでしょう。
家族の好みに合わせた料理ができる
家族が食事の好みにうるさくなけれないいのですが、中には「〇〇が入っていると絶対に食べない」という家族に困っている人もいるでしょう。
そうなると、市販のものでは無駄になる食材が出てしまうこともあるので、自家製の方がメリットが多くなります。また、味付けや食材の大きさなども、人によって好みが分かれるので、家族が確実に喜んでくれるのは自家製ミールキットです。
食費の節約ができる
ミールキットを手作りすると、買い物が計画的にできるので、食品ロスが減り食費の節約になります。また安いときにまとめ買いしてミールキットを作れば、わざわざ献立に合わせて高い食材を買う必要も無くなります。
これまで、無計画に食材を購入していた人は、ミールキットを自作することでかなりの節約ができるはずです。
自分のできる範囲で作れる
例えば、完全なミールキットを作成せず、野菜だけをカットしてキットとして保存したり、お肉の味付けだけして野菜は鮮度の良いものを使うなど、自分にあったミールキットが作れるのも自家製のメリットです。
仕事の状況や家庭環境などに合わせて、ミールキットを多くも少なくも作れるので、食材や時間が無駄になることもありません。
下味つけて冷凍するだけの自家製ミールキット😋積極的に楽していきたい pic.twitter.com/pfEMb6m87C
— しろたん (@sirako07) September 4, 2018
手作り・自家製ミールキットのデメリット

自家製ミールキットを作りには、当然デメリットもあります。ミールキット作りを始める前に、デメリットもしっかり把握しておくと事前に対策ができるので、一度チェックしておきましょう。
休日にまとまった時間が必要
ミールキットを手作りする場合、休日などに料理の下ごしらえをするまとまった時間が必要です。作る献立や量によって時間は変わりますが、最低でも1〜2時間は必要になります。
ただ、数日分まとめて作る場合は、同じ食材を使って切り方を変えるだけなので、トータルの料理時間は短縮できます。細かいことですが、平日に包丁を使う必要がなければ、洗い物の時間も減りますよ。
メニューは自分で考えなくてはいけない
当然ですが、市販のものは献立を考えてくれますが、自家製の場合は自分でメニューを考えなくてはいけません。ただ、こちらもデメリットではありますが、家族の好きなメニューにできるという点ではメリットとも言えます。
また、週末にまとめて献立を考えてしまえば、毎日「今日は何しよう」という悩みからは解放されます。
昨日の買い物終了後から今日のお昼までの間に作りまくった自家製ミールキット。
しばらくはメインに悩まずに済む…かな?— Sarah (@under_the_SS) April 22, 2019
食材の知識が必要
カットして数日置いたり、冷凍したりすると味の落ちる食材があります。また、そもそも冷凍できないものなどもあるので、自家製ミールキットを作る際には、食材についての多少の知識が必要です。
ただ、人のレシピを真似して作っていれば、自然と知識は身についていくので、わざわざ勉強する必要はありません。
とにかく数をこなして、オートミールを作りながら学んでいくといいでしょう。
手作り・自家製ミールキットレシピ

これから自家製ミールキットに挑戦する人に、絶対失敗しない簡単なキットのレシピをご紹介します。
ミールキットにするからといって、特別難しい料理をする必要はありません。まずは、いつも作っているメニューをミールキットにしてみましょう。
休日に2日分ほど作ってみて、ミールキットの簡単さや便利さを実感してください。一度やってみると、必ずハマってしまうはずです。
レシピでは、量はあえて書きませんので、あなたのお家の家族構成や好みに合わせて調整してください。
野菜炒め
野菜炒めは、ただ炒めるだけと料理としては簡単なのですが、いくつもの野菜を刻むのに時間がかかってしまいます。そこで、ミールキットにしておけばかなりの時短になります。
【材料】
豚肉
キャベツ
もやし
人参
ピーマン
玉ねぎ
作り方
- 野菜を好みの大きさにカットし、キッチンペーパーで水気をしっかり切る。
- 水気のなくなった野菜を、冷凍保存袋に入れて空気を抜き冷凍庫へ入れる。
- 豚肉を食べやすい大きさにカットし、塩胡椒で軽く味付けする。
- 豚肉を冷凍保存袋に入れて空気を抜き冷凍庫へ入れる。
使いたいときは冷凍庫から出して肉と野菜を炒め、好みの味付けをするだけです。お弁当などにも使えるので、時間があったら作っておくと便利ですよ。
麻婆茄子
麻婆茄子は、家庭によって好みの味付けがあるので、家族にあった味付けでミールキットが作れます。
【材料】
合挽き肉+味付け用調味料
ナス
アク抜き用の塩
作り方
- 合挽き肉に好みの味付けをして、冷凍保存袋に入れて平たくし冷凍庫へ入れる。
- ナスを好みの大きさに切って、塩水で10分ほどアク抜きする。
- ナスの水気をしっかり取り、冷凍保存袋に入れて冷凍庫へ入れる。
時短のコツは、合挽き肉をできるだけ薄く平たくしておくことです。お箸などを使って、ブロック状に型をつけておくと、割って焼けるので解凍時間が短縮できますよ。
ハンバーグ
ハンバーグは、多めに作っておくと夕食にもお弁当にも使えるのでおすすめです。メニューも、煮込みハンバーグやロコモコにしてアレンジするのもいいですね。
【材料】
合挽き肉
玉ねぎ
パン粉
タマゴ
人参
じゃがいも
作り方
- お好みの作り方でハンバーグのタネを作り冷凍する。
- 人参とじゃがいもをハンバーグの横に添える大きさにカットして、水気をしっかり切る。
- 野菜を冷凍保存袋に入れて、冷凍庫に入れる。
ハンバーグに使用する玉ねぎは、できるだけ水気を切ってこねてください。焼いてから冷凍してもいいですし、タネのままでもOKです。
野菜は、ほうれん草やズッキーニなどお好みのものを下ごしらえして冷凍しましょう。他にも、ソースなどを作って冷凍しておくと、より本格的なハンバーグができます。
自家製ミールキットで平日の料理に余裕を!
自家製ミールキットに慣れると、仕事の日の料理が確実に楽になります。疲れた体で買い物に行き、長いレジの列に並んで食材を買い、野菜を洗って…という日々の苦痛から解放されるので、夕方の時間に余裕ができます。
また、毎日お弁当を作っている人も、時短ができるのでいつもより長く眠っていられます。
ミールキット作りは、継続することが大切です。最初から頑張りすぎず、まずは簡単なものから試してみて、徐々に量を増やしていくとストレスがありません。平日でもキッチンに立つのが楽しくなるよう、自家製ミールキットに挑戦してみましょう!

